ここは、SHIZUHARA WORLD の南の海
ちょっと変わったかわいい生き物たちが
自由気ままに生息しているという・・・
さあ! 海の不思議を存分に味わおう!!
Act.1
幻の生物!
「 なんて透き通った海なんだろう・・・ 」
今まで、私もいろんな海に出かけたが、
こんなに、きれいに輝く海は初めてだ・・・
おそらく人がこの海に入るのは、私が初めてであろう!
この海は、まだ誰にも発見されていない為に、
めずらしい生き物たちがいるに違いない!
そして、おそらく人の想像を絶する生き物たちが
独自の進化をとげて生息している事だろう・・
「 いたいた!」
No.1 Umiwapiti
やはり、変わった
ウミウシ がいる・・
「 これじゃ、ウシ じゃなくて シカ だよ・・ 」
さっそく、持ってきた特製カメラのシャッターを押した
少し離れた所に、イソギンチャク
がたくさんいる
めずしいものはないかと近寄ってみたら・・
タコ のような足がでてきた・・
No.2 Isogintyako
いろんな模様の仲間とダンスでも踊っているようだ・・
それにしても、この手のひらにのるぐらいのかわいい奴ら・・
人を見ても怖くはないのだろうか?・・逃げる様子が全くない!
ふと気付いたら、反対側にサンゴ礁が見える・・
「 んっ! 動いたようにも見えたが・・ 」
近寄ったら、ヤドカリ
の集団だった・・
No.3 Sangonoyado
みんなきれいに背中にサンゴを乗せている・・
もっと浅瀬を調べていたかったが・・
沖の方で何かが、ちょこっと顔を出したので、
急いで、酸素ボンベを背負い海に潜った・・
すると、その生き物はこちらに近づいてきた
「 ウミガメ だ!!」
でも、こんなの見たことがない・・
No.4 Oumugame
私に興味をしめしたのか・・そばから離れようとしない・・
頭をなでてやると、うれしそうに宙返りをした
しばらく、このカメと遊んでいた時だった・・
そいつは現れた!
偶然にも、幻の生物とされる「 竜隠し 」が
目の前をよこぎった!
感動に震えた・・
まさか出会うとは、夢にも思わなかった!
No.5 Ryuukakushi
(
はるか昔、絶滅寸前の傷だらけの竜たちが
身重のメスを1匹、海に置き去りにし、
最後の力をふりしぼって天空に舞い上がった
自分たちの命と引き換えに子孫を残そうとしたのだ・・
海に残されたメスの竜もまた、傷がひどく
子供を見る事無く力尽き、海の底深く沈んでいった・・・
しかし、奇跡は起きた!・・・メスの竜のなきがらから、
小さな小さな未熟児の竜たちが生まれてきたという。)
その小さな竜たちが海で進化したのが「 竜隠し 」だ・・・
「 この事は、秘密にしておこう! 」
こいつらまで、悲しい運命を背負わされるのはごめんだ・・