ボロボロのつり橋を渡った先にある 「ハロウィン渓谷」

そこには、個性豊かで、人情味あふれた モンスターたちが住んでいる。
今年は、珍客も現れて、毎日 お祭りさわぎである。


 

 

 

ハロウィン渓谷のはずれに・・・小さな ほら穴がある。

そこには、イノシシの姿をした化け物がいるという。

しかし、このイノシシの化け物は・・・ 
実は、名のある国の姫君だったそうである。

だけど・・・ お城の窮屈な生活から逃れる事ができて
本人は、けっこう 喜んでいるらしく、
今では、ハロウィン渓谷で、楽しく生活を送っている。

本来の姿は、誰も知らない・・・ 謎めいていて素敵である。



そんなところに、ふらふら現れたのが・・・

ちどり足の・・・ チドリ である。

みんなが パーティの準備で大忙しでドタバタしているすきに・・・

お酒と焼き魚を持って、散歩に出かけたらしいが、
実は、このチドリ・・・ 胸につけてるプレートを見てもわかるように、

食用なのである。

どうやら、パーティ会場の台所から・・・逃げ出してきたらしい。


きっと いっぱいアルコール飲んで・・・おいしい肉になるだろう。

 

ふと、後ろを振り向くと・・・



いつのまにか、こわがりおばけ が ついてきていた。

この こわがりおばけ は・・・暗いのが、大っ嫌いっ!!で、
夜になると、ろうそくに火をつけてあたりを明るくしてしまう。

そして、ひとりぽっちだと、めちゃめちゃ怖くなってくるから・・・

仲間がいる方に必ず寄ってくる。

こわがりおばけ は、泣き虫で優しいオバケである。

 

ガラガラ〜〜ンっ

裏道の方から、すごい音を立ててドラム缶が倒れた。

そこには、バッケスッテキャット っていう変な名前の化け猫がいた。


 まだ小さい時に・・・ ハロウィン渓谷のつり橋のところに
ダンボールの箱に入れられて捨てられていた化け猫である。

子供の頃に、お腹が減って、やっとの事で捕まえたドブネズミを食べて
モウレツに、お腹を壊してから ネズミが、食べれなくなったみたいであるが、

猫の本能がネズミを食べろって ささやく。

だから いつでも、
本能に従うべきか? 苦い経験をいかすべきか? で、
悩むんだけど、結局は、食べないらしい。

 


ふと、見ると・・・ ハロウィン渓谷の主導者の息子の
ガハハッガイコツ が、歩いていた。

 

 ガハハッガイコツは、とても陽気で、お笑い芸人をめぜしているらしい。

現在、ツッコミ役の相方の幽霊が、行方不明になっているので、

ギャグがいまいち・・・ と、悪評判が聞こえていて、
ただの・・ ボケキャラだと、いう者もいるらしい・・・

だから、ツッコミを入れられると・・・涙して、喜ぶらしい♪

 

 

ハロウィン渓谷には、変な生き物がいっぱいだけど・・・

こいつも、相当な変りものである。

そう、ミイラのように包帯をぐるぐる巻きにした鳥の ヒョロロウ である。

 

昔、飛びながら 居眠りして、ハロウィン渓谷の高い崖に ぶつかって
大怪我をした時、ハロウィン渓谷のヤブ病院に入院した。

ヤブ病院には、ユーモアのある看護婦さんがいて、
どうせ入院するならと、ヒョロロウ の頭に矢を刺した。

ヒョロロウは、死ぬほど痛かったけど・・・
その看護婦さんの事が好きになってしまい
今でも、頭に刺したままにしている。

もちろん、包帯に描かれたブタの絵も 彼女の悪戯である。

これも、ヒョロロウは、すごく気に入ってしまい、怪我が治ってるのに、
包帯を取ろうとしないらしい・・・ 宝物なんだって。

 

 

突然、高い崖の上から落ちてきたのが、パロフクロウの赤ちゃん。





ハロウィン渓谷の崖に巣を作っていた パロフクロウの卵が孵っていた。

この赤ちゃんの名前を、パロちゃん といい、生まれたばっかりなのに、
崖の岩壁にひっついていた岩ヤモリを パクリっ!と捕まえたらしい。


ふと、下を見ると・・・ハロウィンパーティのご馳走がいっぱいだったので、
ご馳走につられて、巣から飛び降りたようである。

でも、さすが ハロウィン渓谷の仲間。
目を回しちゃってるけど・・・どうやら無事だったようだ・・・

すごいぞっ♪ 岩ヤモリはしっかり咥えて離さなかったのである。

まだ、赤ちゃんなのに、ガッツがあって、将来大物になる予感がする。

 




そこへ、息をきらしながら、やってきたのは、

しずわーるの北のはげ山に住んでいる、はげコンドルの フッサフさんである。

 



「 ふひぃぃ〜 間に合ったわいっ。。。」


4ヶ月かけて、のんびり、ゆっくり、せっせと、ハロウィン渓谷にやってきた。
ハロウィン渓谷の仲間達から・・・

「 おおっ!ふっさふさじゃね〜〜かぁ♪」

って、よくイヤミを言われるらしい・・・ が、本人は全然、気にしていない。


毎年、ハロウィンパーティには、無農薬で育てた、とびきりのカボチャを持ってくる。

毎回、ハロウィンパーティで、素敵な彼女を見つけようと がんばってるんだけど・・・

まだ、独身で、なかなか いい女性とめぐり会えない。

今年こそ・・・ 永遠のパートナーが見つけるつもりでいるらしい。

 

 

ハロウィン渓谷では、パーティの準備が、徹夜で行われている。

と、いっても・・・ ハロイン渓谷のモンスターたちは 夜、活動するのが多いんだけど。

 

 

この、ゲロゲロウソク も、徹夜が続いている。

そう、ゲロゲロウソク は、起きていると 頭のロウソクに火がともるのである。

だから、みんなの為に、がんばって起きている。

今日も、みんなから ペロペロキャンディをもらって、眠たいのを、必死で我慢している。

 

 

ハロウィン渓谷の人気者っていえば・・・

謎の男の子の カボウィンだろう。


聞くところによると・・・

カボウィンは、すばらしく おっちょこちょいらしいが、
ハロウィン渓谷では・・・ 正義の味方なのである。



しかし、この頃・・・ カボウィンの様子がおかしいっ。

たまに、おかしな行動をとってしまう事があるというのだ。

どうしたんだろうか・・・ 


「 あっ! 頭に、虫がいるっ!!



カボウィンは、虫が大の苦手なのである。

どうやら、少しカボチャの脳みそを食べられてしまったみたいで、
自分でもわからないような、おかしな行動をとってしまうらしい。


 

 



さあてっ!!

他にも、いっぱい ハロウィン渓谷の仲間たちがいるけど・・・


それは、来年までのお楽しみ♪



 

最後に、ハロウィン渓谷の主導者の ガハハッ・ハロウィン♪が、お見送り・・・


 

 

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